金魚の床直しで健康チェック
金魚の冬越しで、池の調子を整えて無事に春を迎えたい場合、床直しを行います。大体、古水1に新水1の割合で水替えを行います。

このとき、体調が悪い池が出た場合の対処を書きます。まずは、塩を投入します。0.5%の塩分濃度に調整します。これだけで、大分調子は戻ります。
さらに、メチレンブルーを規定量投入します。これは、菌対策(水カビ・細菌)です。昔ながらの対策ですね。
ここで、魚の動きをチェックします。「魚に聞いてみて」・・・魚は何も言いませんが、魚の動きが「ボー」っとした感じから、ゆっくり泳ぎ出したなら、対策に効果があった証拠です。
体が楽になったところで、メチレンブルーを投薬します。メチレンブルーは病原性細菌や白点虫の対策として投薬しています。
当園の病魚対策
当園では金魚の病気が中々治らない訳は、複合感染が原因と考えております。
つまり、①一番小さいウィルス性の疾患、②細菌性の疾患、③原生動物の疾患、④寄生虫の疾患、⑤水カビ(糸状菌)などが組み合わさった複合感染と考えているのです。
①ウィルス(ヘルペス)昇温治療33度~35度の4日間で致死率が低下。
②細菌(カラムナリス、エロモナスなど)パラザンDやエルバージュ、グリーンFゴールド
③原虫(白点虫・ツリガネムシ、吸虫類ダクチロギルス・ギロダクチルス)リフィッシュやマゾテン
④寄生虫(イカリ虫、チョウ)リフィッシュやマゾテン
⑤水カビ メチレンブルー(白点病・尾ぐされ・水カビ)
■3種混合治療
0.5%食塩水+パラザンDやエルバージュ(除菌)+リフィッシュやマゾテン(寄生虫・原虫)
※あくまでも、当園の治療方法ですので自己責任でお願い致します。

プラ船に水を入れ、お湯で温度調整します。
0.5%の食塩水を作るには、50gが入るキャップが便利です。
例えば、60Lのプラ舟には、10Lに対して50gです。すなわち、キャップ6杯で丁度0.5%位の濃度になります。これは楽ですね。


カルキ抜きも忘れずに投入。10Lに対して1個ですが、ちょっと多めに入れました。


体が楽になれば、泳ぎだします。若干、体表が白いですね。

メチレンブルーを投薬します。水カビと菌の対策になります。
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